しゅよう
腫瘍
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 脇の腫瘍が手術しても再発する主婦が拝み屋に見てもらうと、屋敷内にいる無縁の霊たちが祀ってほしいと訴えていると告げられた。
- 細部
- ある農家の主婦の脇の下に腫瘍ができ、手術を受けたにもかかわらず再発を繰り返し、三度にわたって手術する事態となった。困り果てて拝み屋のもとを訪ねると、「屋敷の中には数多くの霊がとどまっており、家の先祖ではないものの、まつってもらいたがっている」と告げられたという。地元の言い伝えによれば、その屋敷のある土地にはかつて平家の落人の子孫が住み着き、墓地が設けられていたとされる。祀られぬまま残ったそれらの霊が、住人の体に不調として表れたのだと解釈された。
- 広まり方
- 1985年の『人類科学』に掲載された佐々木宏幹「カゼとインネン」に記録がある。
- 地域
- 長崎県五島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ