はらみじんじゃ
孕神社
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 難破死した奥方を祀る孕神社が山火事で由来を失い、別の神を祀ると碑が裂け鳥居が折れる異変が起きたという話。
- 細部
- 身分ある女性が船の難破で命を落とし、その遺体を祀ったのが孕神社の始まりだといい、あわせて分身として観世音も祀られた。ところがのちに山火事で社が焼け、由来を伝えるものがなくなってしまう。事情を知らぬまま別の神を祀ったところ、境内の碑が裂け、鳥居の横木までも折れるという異変が続いた。いるかを追う漁の前夜になると、孕神社の方角から犬の遠吠えに似た声が聞こえ、観世音のほうからもそれに応えるような声がすると言い伝えられている。
- 広まり方
- 1936年の『旅と伝説』に掲載された瀬川清子「五島雜記(五島の分家)」に記録されている。
- 地域
- 長崎県新上五島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ