しもやしきのうらむけもの
下屋敷の怨む獣
国内
未確認生物
- どんな話か
- 人の住んでいなかった山を切り開いた屋敷で石礫や枕返しが相次ぎ、最後に大きな猫が撃たれたという話。
- 細部
- 久しく人の住んでいなかった山を切り開いて建てた屋敷では、移り住んだ当初から拳大の石が長屋に投げ込まれ、宿直の者が枕を返されたり灯火が消えたり、蚊帳の釣り手が一度に切れて落ちたりする怪事が続いたという。ある夜、宿直をしていた典医が大きな猫か狸のような獣を見た途端に蚊帳の釣り手が切れ、以後は日中に赤毛の大きな獣が林を飛び渡る姿も目撃された。やがて長屋門の下で眠っていた大きな猫が撃ち殺されると怪事は減っていったと伝わる。
- 広まり方
- 『宮城縣史 民俗3』(1956年)所収の宮城縣「妖怪変化・幽霊:事例篇」に記された話。
- 地域
- 東京都品川区
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ