はんそうぼう
半僧坊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 明治19年、旅僧から買った鼻の高い御札の人物が夫婦の夢に現れ山奥の岩屋を告げ、実際に導かれた先の坊さんの顔が半分欠けていたため半僧坊として祀った。
- 細部
- 明治19年5月、上宝町のある家の夫婦が、たまたま訪れた旅の僧から、破れた衣にうどの木の杖をつき、鼻の高い姿を描いた御札を買い求めた。するとその夜、夫婦の夢の中に御札に描かれていたのと同じ姿の人物が現れ、「山奥に大きな岩屋がある」と告げたのだという。翌日、村の人々を誘って山奥へ探しに行くと、御札の姿そのままの人物が本当に林の中に立っていた。導かれるままについて行くと、不思議な岩屋にたどり着いたという。この坊さんの顔はよく見ると半分しかなかったともいわれ、この出来事にちなんでこの存在を半僧坊として祀るようになった。
- 広まり方
- 1958年の『民俗採訪』掲載、國學院大學民俗学研究会「岐阜県吉城郡上宝村」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 明治
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ