はくぞうす
白蔵主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 釣狐の狂言に使う杖は堺少林寺の竹薮から得るとされ、同寺には猟師の甥を戒めた三匹の白狐が代々住むと伝わる。
- 細部
- 堺市少林寺町に伝わる白蔵主にまつわる話である。狂言の演目のひとつである釣狐を演じる際に用いる杖は、堺の少林寺という寺の竹薮から得たものを使うのがしきたりとなっているという。またこの寺には、次のような由来も伝わっている。稲荷を信仰していたこの寺の僧のもとへ、あるとき三匹の白狐が姿を現した。僧には猟師を生業とする甥がおり、白狐たちはその殺生を恐れて僧の姿に化け、甥に対して殺生をやめるよう諭したのだという。これを知った僧自身もあらためて甥を諭したところ、甥はついに殺生をやめるに至った。以来、この白狐たちは代々にわたって境内の御堂に住み続けていると伝えられている。
- 広まり方
- 1932年の『郷土研究上方』掲載、山本梅史「堺の名所舊蹟を巡る」と、同年掲載の澱江畔人「上方伝説行脚(一〇)」に記録がある。
- 地域
- 大阪府堺市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ