はくりゅう
白龍
国内
未確認生物
- どんな話か
- 梵鐘を頭にかぶった白龍を武士が射殺して鐘を寺に納めたが、龍の霊が宿り毎夏鐘から涙のような水滴が落ちるという伝説。
- 細部
- その昔、頭に珍しい梵鐘をかぶった白龍がいて、これを退治しようとある勇猛な武士が立ち向かった。武士は苦戦の末に白羽の矢で龍を射止め、龍が頭にかぶっていた鐘を奪い取ると、寺へ寄進したという。この鐘はえもいわれぬ美しい音色を響かせる一方、討たれた白龍の霊が宿っているとされ、無念の涙であるかのように毎年夏になると鐘から水滴が滴り落ちるといわれている。時代が下って高松藩主がこの鐘を持ち去った折には、鐘みずから「国分寺へ戻りたい」と訴えたため、もとの寺へ返されたとも伝わる。
- 広まり方
- 1940年の『旅と伝説』に収める荒井とみ三「讃岐伝説集(続)」に記録がある。
- 地域
- 香川県高松市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ