しんとうしゃのけがれたはこ
神道者の穢れた箱
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 祈祷の礼として授かった箱の封を破った途端、中の富が一夜で穢れたものに変わったという話。
- 細部
- 欲の深い神道者が、狂乱した人を正気に戻す祈祷を行い、その礼としてある箱を授かった。授けた者からはふたを開けないよう固く言い含められていたが、家に帰ると大勢の者が次々と宝を運び込んできて、神道者一家はその宝の山の中で眠りについた。ところが翌朝目覚めてみると、山と積まれていたはずの宝はすべて穢れた汚いものに変わり果てていたという。禁を破らずとも欲を出したことそのものが災いを呼んだかのような結末が異様である。
- 広まり方
- 『梅翁随筆』(著者未詳)が『日本随筆大成』第二期(1974年)に収められている。
- 地域
- 東京都港区
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ