はいたつごんげん
拝竜権現
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 毎年三月三日に道を三番目に通る者を供えねば祟るとされ、供物を欠いた年は溺死者が出たという。
- 細部
- この権現は年ごとに生きた人間を供えなければ祟ると恐れられていた。三月三日の早朝、その道を三番目に通りかかった者を捕らえて供えるのが習わしだったという。やがてこの話が近隣に知れ渡り、当日はその道を歩く者がいなくなった。そこで代わりに獣を捕らえて供えるようになったが、何も供えられなかった年には、必ず近くの川で水死する者が出たと語り伝えられている。人身御供の伝承が、川の事故の記憶と結び付けられて残った形である。
- 広まり方
- 1983年刊の『愛媛県史』第五章第三節の一、佐々木正興による御霊信仰の記述に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ