はだかむぎのたたり
裸麦の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 東秩父村のある家に伝わる話で、かつて裸麦を蒔いた際に子どもが亡くなる出来事があったといい、以来その麦を栽培することを固く戒めている。
- 細部
- 秩父郡東秩父村に伝わる言い伝えによると、ある家の畑に裸麦を蒔いたことがあった。ところがそれからほどなくして、その家の子どもが亡くなってしまうという出来事が起きたのだという。村では、この不幸を裸麦を蒔いたことと結びつけて考えるようになり、以来その家では裸麦を作ることを固く禁じ、二度と蒔かないようにしていると伝えられている。特定の作物を栽培したことが不幸の原因とされ、家の禁忌として守られてきた例であり、東京学芸大学民俗学研究会による東秩父村の民俗調査の記録にとどめられている話である。
- 広まり方
- 東京学芸大学民俗学研究会が1984年にまとめた『白石の民俗』の「信仰」の章、民間知識の項に、この言い伝えが報告されている。
- 地域
- 埼玉県東秩父村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ