はちめんだいおう
八面大王
国内
未確認生物
- どんな話か
- 有明山麓を荒らした鬼で、山鳥の尾で作った矢に射られ、体を各所へ分けて埋められたという。
- 細部
- 麓に住む弥左衛門はこの鬼にさらわれ、残された幼子の弥助は母の手で育って一人前になった。弥助が助けた大きな山鳥はやがて美しい娘となって嫁に入る。鬼が再び暴れると坂上田村麻呂が討伐に向かうが攻めきれず、満願寺の観音堂にこもって祈ったところ、甲子の年月と子の刻に生まれた男が三十三節の山鳥の尾を矢羽にすれば倒せるとの夢告を受けた。褒美目当てに尾を探した弥助のもとへ、嫁が翌日それを持ち帰る。嫁は山鳥の化身であり、魂のこもった尾を渡して消えた。その矢で鬼は討たれ、蘇らぬよう体は切り分けられて、耳は耳塚、足は立足へ埋められたという。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第十二編口頭伝承の伝説、矢村の弥助の項に四話が並ぶ。
- 地域
- 長野県安曇野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ