はちまん
八幡
国内
未確認生物
- どんな話か
- 日坂の八幡明神の美しい娘を狙った海神が、大鯨や異国の軍まで差し向けたが明神に退けられたという話。
- 細部
- 遠州の日坂には八幡の祠がある。かつてこの明神には美しい娘がおり、これを妻に迎えたいと望んだ海神の申し出を明神は聞き入れなかった。腹を立てた海神は大鯨を差し向けて娘をさらわせようとしたが、明神が碁盤でこれを打ち殺すと、鯨はそのまま山に姿を変えたという。なおも諦めない海神はむくりこくり、つまり異国の軍勢まで語らって攻め寄せたが、明神はこれも戦って退散させた。以来、海神は明神ゆかりの人が海辺に現れたら仇をなそうと狙っているとされ、そのために現地の民は塩を焼く場所を失ってしまったのだと伝えられている。
- 広まり方
- 1977年刊『日本随筆大成第三期』所収、天野信景「塩尻」による。
- 地域
- 静岡県掛川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ