ぐざ
グザ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 好景気に浮かれた坑夫が神木を切り出し矢留木にしたところ、あばた面のグザ二人が現れて銀山が崩壊した。
- 細部
- 立山町の鉱山に伝わる話では、景気が良くなったことに浮かれた坑夫たちが炊きたての飯ばかりを食べ、冷めた飯を谷へ投げ捨てるような贅沢を重ねていたという。それだけでは飽き足らず、横江の宮に祀られていた神木にまで手を出し、これを切り倒して坑内を支える矢留木に使ってしまった。ところがその神木を運び出しているとき、後ろから醜いあばた面をした二人のグザが黙ってついてくるようになり、それがシキ(坑道の一部)に入り込んだ途端、天地が鳴り響くほどの揺れとともに銀山そのものが崩れ落ちてしまったと伝わる。驕りが神木への冒涜を招き、山の怒りを買った顛末として語り継がれている。
- 広まり方
- 1973年の『富山県史 民俗編』所収、石原与作による第二章「鉱山」の記述に見える。
- 地域
- 富山県立山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ