ぐいんさま
ぐいん様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大浦の物見岩で鳶を撃った向浦の猟師の元へ山から叫び声が届き、正信偈を唱えて事なきを得たという150年前の話。
- 細部
- 百五十年ほどさかのぼる昔、向浦に住む一人の猟師が、大浦にある物見岩で羽を休めていた鳶を鉄砲で仕留めた。とたんに山の方角から、今しがたの人間を引き裂いてしまえと命じるような叫び声が響いてきた。猟師は恐ろしさのあまり銃を折って山に向かって捧げ持ち、正信偈を唱えて許しを願った。すると再び声が響き、これほど経を唱えられては手出しできぬが、次はこの命もらい受けるぞと告げて、山は元どおり静まり返ったという。
- 広まり方
- 1981年の『広島民俗』に載る、原田三代治「上蒲刈島宮盛の民俗(2)―『原田トシノ』ノートより―」に記録がある。
- 地域
- 広島県呉市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ