ぐひんさん
狗賓さん
国内
未確認生物
- どんな話か
- 揖斐川町の狗賓さん(鼻高天狗)は赤い着物姿とされ、脱ぎ捨てた下駄や笑い声で炭焼き人に気配を示したという。
- 細部
- 揖斐川町でいう狗賓さんとは、鼻の高い天狗のことを指し、赤い着物をまとった姿で語られている。ある朝、炭焼きのために山へ入った人が木の根元を見ると、そこには狗賓さんが脱ぎ捨てたとおぼしき緒太の下駄が置かれていたという。同じ日の晩、炭焼き窯の火を止めに再び山を訪れたところ、今度はどこからともなく狗賓さんの大きな笑い声が響いてきたと伝えられている。姿こそ見えなかったものの、下駄という物証と笑い声という気配の両方によって、その存在が実感された話といえる。
- 広まり方
- 1972年の『民俗採訪』岐阜県揖斐郡谷汲村調査(國學院大學民俗学研究会)にみえる。
- 地域
- 岐阜県揖斐川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ