ぐひんさま
狗賓さま
国内
未確認生物
- どんな話か
- 天狗を丁重にもてなす家に起きた奇音や気配の変化を、家族は狗賓さまの来訪として受け止めた。
- 細部
- 一戸のある家では天狗を粗略にせず丁寧にもてなしていたところ、風もないのに唐箕のような大きなものが立ち上がる音や、棟が二つに割れるような轟音が響くようになった。鶏も何かの気配に驚いて飛びのくことがあり、そのたびに主人は「狗賓さまが来た」と言って奥へ下がったという。天狗の異名として語られる呼び名で、普段は姿を見せない天狗が家の中の異変という形でのみ存在を示す点が特徴的である。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、中道等「奥羽巡杖記」に記録がある。
- 地域
- 岩手県一戸町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ