ごぜさんのひ
ごぜさんの火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 亡くなった瞽女の魂とされる薄赤い火が、盲人の歩みのようにゆっくり漂ったという。
- 細部
- 東温市には、死んだごぜさんの魂が火となって夜ごと現れたという伝えがある。その火は淡い赤みを帯びており、毎晩のように同じあたりを彷徨うのが見えた。特徴として語られるのは動きの遅さで、目の見えない人が杖を頼りに進むときのような、たどたどしくゆっくりとした移動をしたという。生前の姿がそのまま火の動きに映っているという語り方であり、旅の芸人として土地を巡っていた瞽女への土地の記憶が、怪火の形で残された例といえる。
- 広まり方
- 1978年の『伊予の民俗』所収、森正史による愛媛県温泉郡重信町の民俗点描に記録がある。
- 地域
- 愛媛県東温市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ