さとみやのごしんたく
里宮の御神託
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 冠者殿宮の用材が動かなくなった原因は荒れた里宮の祟りとされ、順序を正せと告げる神託が下った。
- 細部
- 里宮は鎌倉のころからあったが、後に荒れるにまかされていた。延宝から天和にかけて冠者殿宮を建てようとしたところ、山から伐り出した材木がどうしても動かない。里宮のさわりだろうと考えて伺いを立てると、まずわが宮を建て直してから他の宮を建てよ、神は順序を違えた礼を受けぬ、との託宣があった。その後、日照りの折に里宮へ願をかけると五月二十七日の午の刻に雨を降らせると告げられ、実際に降ったという。祭祀の序列が具体的な支障となって現れる型の話である。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』所収、高橋宏一の蓼科山紀行に記録がある。
- 地域
- 長野県茅野市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ