ごせんぞさま
ご先祖様
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 彼岸の供え物をしなかった家に腹を立てた老夫婦が子供に危害を加える様子を、宿を借りた六部が見聞きしたという。
- 細部
- 道に迷ったある六部が老夫婦の家に一晩の宿を借りたところ、老爺が「今日は彼岸の中日だから若い衆が何か持ってきてくれるだろう」と言って何かを待つ様子を見せた。しばらくして老爺は手ぶらで戻り、腹が立ったので子供を火の中に突き落としてきたと物騒なことを口にした。六部は妙なことを言うものだと思いつつもそのまま床についたが、翌朝目覚めると老夫婦の姿はなく、代わりに墓があるばかりだった。気になって村へ下りてみると、ある家で子供が大やけどを負って大騒ぎになっていた。彼岸にぼた餅を供えず先祖をないがしろにしたことへの罰が下ったのだと村では受け止められた。
- 広まり方
- 1982年刊『群馬県史 資料編27 民俗3』所収、井田安雄がまとめた群馬の世間話の項に記録がある。
- 地域
- 群馬県上野村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ