ごりんさん
五輪さん
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 戦国期に滅びた者たちを弔う五輪塔で、粗末に扱ったり触れたりすると祟りをもたらすと伝わる石造物。
- 細部
- 岩美郡一帯には五輪さんと呼ばれる石塔が数多く残る。戦国の頃、二上城を治めていた領主が豊臣方に攻め落とされて城下が焼かれた際に亡くなった人々を弔ったものとされ、家や屋敷の由来をもつ士族の墓もこう呼ばれて昔からの屋敷にはよくある。病を得た者が拝み手に伺いを立てると、ある場所を掘るよう告げられ、指示されたとおりに掘ってみると、そこから五輪さんの塔が姿を見せるといい、上山家では畑にあったものを屋内に移したところ、その晩に主人が激しい頭痛に見舞われたため元の場所へ戻して改めて祀った。触れることさえ祟りを招くと恐れられている。
- 広まり方
- 1970年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による鳥取県岩美郡岩美町旧小田村の報告に記録がある。
- 地域
- 鳥取県岩美町
- 年代
- 戦国時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ