ごんげんさま
権現様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 不正な計量で富を得た油屋の娘が、ある夜権現様に髪を掴まれ助けを呼んだが、翌朝には境内で命を落としていたという。
- 細部
- 秋田のある油屋の娘は、商いで使う枡をごまかして人をだまし、それによって多くの金をため込んでいた。だが、ある晩のこと、この娘は権現様に髪をつかまれて苦しいと泣き叫び、助けを求めた。声を聞いた者は多かったが、恐ろしがって誰も助けに出ようとしなかった。ただ一人、正直者と評判の老人だけが気にかけて様子を見に行くと、社の境内で娘はすでに息を引き取っており、体は逆さまに吊るされていたという。不正な稼ぎを重ねた者が神威によって裁かれるという、因果応報を語る筋立てになっている。
- 広まり方
- 『民間伝承』1950年掲載の大川廣海「祖母から聞いた話」に記録が残る。
- 地域
- 秋田県秋田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ