さくのごまをきんじたかみのめ
佐久の胡麻を禁じた神の目
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 神が胡麻で目を突いたという由来から、特定の集落では胡麻を作れば祟るとして栽培を避けた。
- 細部
- 作物を作らない決まりの由来を語る話が三つ伝わる。ひとつは真楽寺の池の竜神が諏訪湖へ向かう途中、小田井でささぎに足を取られて転び、横根の胡麻の実で目を痛めたというもので、そのため小田井ではささぎを、横根では胡麻を作らないとされる。ひとつは新海神社の祭神が胡麻畑で転んで目を突いたため、氏子は胡麻を作ってはならないというもの。もうひとつは新海の神とサイノカミが賭け事をして負けた神が胡麻畑へ逃げ込み、目を潰したという話で、田ノ口では胡麻を作らないという。いずれも破れば祟りがあると語られた。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編、細川修と松本清人による禁忌の伝説の項に収める。
- 地域
- 長野県佐久市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ