ごくそつ
嶽卒
国内
未確認生物
- どんな話か
- 漁の最中に火の車で苦しむ女の亡者を目にした漁師が、地獄の様子を悟って念仏を唱えるようになった話。
- 細部
- ある漁師がいつものように漁をしていたところ、目の前を火の車のようなものに乗せられた若い女がすさまじい悲鳴を上げながら通り過ぎていく光景に出くわした。日頃見ることのないこの凄惨な様子を目の当たりにした漁師は、これが地獄の有り様に違いないと悟り、深く肝を冷やしたという。それまでの自分の暮らしぶりや積み重ねてきた罪業を振り返って悔やむようになった漁師は、以後は日々称名念仏を唱えて過ごすようになったと伝えられる。目撃した異様な光景がひとりの人間の生き方を変えたという教訓的な結末を持つ話である。
- 広まり方
- 『高志路』1940年掲載、渡邊不老「続新津郷怪奇談(四)」に記録がある。
- 地域
- 新潟県新潟市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ