ごこくののらい
五穀の呪
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 五穀を水に浸して腐らせ人体を蝕む呪いと、社叢の木に釘を打ち枯死とともに人を衰弱させる呪いの二つが伝わる。
- 細部
- 五穀の呪いと呼ばれるやり方では、米や麦などの五穀を水に浸けたまま放置して腐らせ、その腐敗にあわせて呪う相手の体も損なわれていくとされた。もう一つの呪釘という方法は、神域の森に立つ木へ釘を打ち込み、その木が弱って枯れていく進み具合と歩調を合わせるように、相手の体も衰えて最後には命を落とすに至るというものである。いずれの方法も、いったん呪いをかけると術者自身にもその呪いが半分ほど跳ね返ってくるとされ、人を呪うことの代償が語られている。
- 広まり方
- 1933年の『島』所収、桜田勝徳「長門六島村見聞記(下)」に記録がある。
- 地域
- 山口県萩市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ