ごひんさん
ゴヒンさん
国内
未確認生物
- どんな話か
- 稲番をしていた男が太鼓の音とともに激しい嵐に見舞われ、静まった後は何事もなかったようで、村ではゴヒンさんが暴れたと恐れられた。
- 細部
- ある男が稲番、すなわち田の見張りをしていたときのことである。どこからともなく太鼓の音が響いてきたかと思うと、それに合わせるように物凄い嵐が突然始まった。男は成す術もなくその場でやり過ごすほかなかったが、やがて嵐は静まり、あたりはすっかり静かになった。恐る恐る顔を上げてみると、辺りの景色は嵐の前とまるで違わず、荒らされた跡形すら見当たらなかったという。この村では、こうした不可解な出来事が起こると、「ゴヒンさん」と呼ばれる悪魔が暴れ回ったのだといって恐れられていた。実際の被害は残さないまま、音と気配だけを残していく点が、この土地の悪魔の特徴として語られている。
- 広まり方
- 1999年の『みなみ』誌に掲載された「ゴヒンさん」の記事に記録がある。
- 地域
- 愛知県武豊町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ