ぎっしゃをひくおと
牛車をひく音
国内
未確認生物
- どんな話か
- 左京区の谷沿いの道で日暮れ時、辺りが明るくなり牛車の音が聞こえたが、道を曲がると元に戻った怪異。
- 細部
- 左京区での出来事である。夏の終わりのある日、山からの帰り道、日暮れどきに谷沿いの道を歩いていると、突然あたり一面がぼうっと明るくなり、後ろのほうから牛車を引くような音が聞こえてきた。驚いて振り返っても特に何も見えず、そのまま歩き続けて道を曲がったところ、明るさも音も嘘のように元どおりの静けさに戻ったという。正体を見せないまま気配だけを残したこの怪異は、その土地に棲む狸が人を化かそうとしたものだろうと語られている。
- 広まり方
- 1981年の『日本民俗学』に掲載された岩田英彬「狸―小神としての存在―」に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ