ぎば
馬魔
国内
未確認生物
- どんな話か
- 小さな馬に乗った女の妖怪で、空から舞い降りて馬を惑わし死なせるとされる。
- 細部
- 馬魔(ぎば)は、紅の衣に金の頭飾りをつけ、玉虫色の小馬にまたがった小柄な女の妖怪として伝わる。空から舞い降りて馬に取りつき、顔を撫でると馬は三度ほど右へ回って倒れ、命を落とす。突風で馬を殺す妖怪「頽馬」と関連づけられ、馬を惑わす怪異の姿として語られた。浅井了意『御伽婢子』や三好想山『想山著聞奇集』に記録があり、馬が鳴いて危険を知らせると脚を絡めて抵抗を封じ、微笑んで消える描写もある。近江の遊女の霊が転じたものという説もあるが、別の記録では、常陸国で馬の皮はぎを生業とした家の娘が自殺し、怨念から馬を襲う馬魔になったとも伝わる。
- 広まり方
- 馬を扱う人々の間で不審な馬の急死を説明する言い伝えとして広まった。
- 地域
- 愛知県・岐阜県(旧尾張国・美濃国)
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ