げんこぎつね
玄古狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 松前藩主公広の行列の前を歩いていた玄古という狐を撃とうとしたが弾が当たらず、後に祀られたという話。
- 細部
- 松前家七代の藩主公広公が家来を連れて帰る途中、先に立って歩く者の姿を見かけた。妙だと思い正体を尋ねてみると、それは玄古という狐だと判明した。家来はこの狐が主君をお守りする存在だと訴えたが、公広公は目障りだとして耳を貸さず、討ち取るよう命じてしまう。しかし何度弾を放っても一発も当たらない。そこで公広公は自分の羽織を脱いで家来にかけさせ、その家来が「主君の命である」と唱えたところ、玄古はみずから両手を広げて胸腹に弾を受け入れたという。この狐を祀ったのが、現在の玄古稲荷神社であると伝えられている。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』所収、深瀬春一「伝説の福山」に記録がある。
- 地域
- 北海道松前町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ