げんばのじょう
ゲンバノジョウ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 名を持つ狐で、連れ立って芝居を見に行った男を踊らせて化かしたと語られる。
- 細部
- ある人がこの名の狐を伴って芝居見物に出かけた。舞台を眺めていると狐が一緒に踊れと促すので、その気になって踊っていたところ、不意に肩を叩かれて我に返った。芝居も同席の狐も、化かされて見せられていたものだったという筋である。個体に名が与えられている点が特徴で、狐が単なる獣ではなく、土地の人と行き来のある人格めいた存在として語られていたことをうかがわせる。
- 広まり方
- 1929年刊の『民族』所収、有賀喜左衛門の爐辺見聞に記録がある。
- 地域
- 長野県塩尻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ