はちほんまつのげいぎ
八本松の芸妓
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 海に沈められた八人の芸妓の怨霊が祟り、八本の松を植えて祀ったという地名の由来。
- 細部
- 沢津町の八本松という地名の起こりとして語られる話である。宇高に住む放蕩者の息子が京から八人の芸妓を連れ帰ったところ、これに憤った一族の者たちがその女たちを海へ沈めて殺してしまった。のちに殺された者たちの怨霊が祟りをなしたため、鎮めるために松を植え、屋敷地に小さな祠を設けて祀ったという。八本の松と八人という数が対応しており、非業の死を遂げた者を土地に祀り込めることで害を封じるという御霊信仰の型に沿った伝承である。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、佐々木正興「伊豫の妖怪変化」と、1983年刊の『愛媛県史』第五章第三節の御霊信仰の記述に見える。
- 地域
- 愛媛県新居浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ