あきたかたのげどうつきのおそれ
安芸高田の外道憑きの恐れ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 外道と呼ばれる憑き物には蛇や犬など複数の種類があり、女性や病人に取り憑いて心身に異常を起こすとされる。
- 細部
外道と総称される憑き物には、蛇外道や犬外道、狐外道、野外道といった具合にいくつもの種類が存在するという。取り憑かれやすいのは主に女性や病を患っている人とされ、逆に子供が憑かれることはないと言われている。一体だけでなく、複数の外道が同時に一人へ取り憑くことも起こり得るとされた。取り憑かれた場合、症状が軽ければ精神に変調をきたしたり不慮の事故に見舞われたりする程度で済むが、重い場合には狂乱の末に命を落とすこともあるという。
こうした憑き物を扱う家筋は外道神を祀ることで栄えるとされ、恨みを晴らす手段として外道を人に取り憑かせることもあったと伝わる。この力は婚姻を通じて伝わっていく性質を持ち、嫁いだ娘を介して嫁ぎ先の家にも同様の筋が生じるとされている。
- 広まり方
- 1980年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会による広島県高田郡美土里町の報告に記録がある。
- 地域
- 広島県安芸高田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ