がわた
ガワタ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 息子を奪われた筏師の神が川を干すと脅し、ガワタに二度と人を取らないと詫びさせたという話。
- 細部
- 安曇川筋の七思小淵は、筏を流す者たちを守る神として敬われていた。朽木村の思小淵さんが息子とともに筏を下していたところ、広瀬の中野というあたりで息子が川へ落ち、ガワタにさらわれてしまった。怒った思小淵さんが、川の水を干してしまうぞと言い放つと、ガワタのほうが折れ、勘弁してくれ、もう人は取らないと詫びたという。水を司る神と川に棲む妖怪とが正面から向き合い、その掛け合いの末に以後の川の安全が約束される形になっている。
- 広まり方
- 1991年の『民俗文化』所収、菅沼晃次郎の「近江の河童(かっぱ)資料」による。
- 地域
- 滋賀県高島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ