がーつぱ
ガーツパ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 対馬に伝わる川の妖怪で、赤毛の子供の姿を取り、季節ごとに住処を変え、人に取り憑いたり悪戯をしたりするという。
- 細部
- 赤い髪に結った毛が特徴の子供の姿をしており、棕櫚の実を好んで食べ、後ろから砂を撒いて人をからかうという。声自慢で「ガーッパの歌うたい」と呼ばれ、はやし立てるときはホヤホヤホヤホヤと鳴くと伝わる。姿は目のよい者にしか見えず、正体は水神で人間の仲間に化けて紛れ込むこともあるという。相撲を挑むと着物の糸を抜き取られ、魚や菓子を持ち歩くときや夜道を踏んだときに取り憑かれるとされる。実際に鰯を提げて歩いていた仁田の住人が揺さぶられ続けて自宅まで連れ戻された話も残り、竹籠に炭を入れておくと憑かれずに済むという。秋は佐須へ、春は雞知へと住処を移すともいわれる。
- 広まり方
- 1965年の『西郊民俗』所収、井之口章次「長崎県対馬西北部の見聞(7)」に記録がある。
- 地域
- 長崎県対馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ