がたろう
河太郎
国内
未確認生物
- どんな話か
- 右京区に伝わる河童の河太郎が馬を襲って捕まり、詫びに魚を届けたが、香りの強い木を嫌って離れた話。
- 細部
- 右京区に伝わる河太郎という河童にまつわる話である。川につないでいた馬を水中へ引き込もうとした河太郎を、人が陸へ引きずり上げて捕らえた。二度としないという約束のもとに放してやると、その翌朝から毎日のように家の門先へ数匹の川魚が届けられるようになったという。ところが辛夷(こぶし)の木で魚の置き場を作ったところ、ぱたりと魚が来なくなった。別の伝えでは、辛夷の枝を筏竿に使うようにしてからは、河太郎が馬を引っ張ることもなくなったとされる。辛夷特有の強い香りを、河太郎が苦手としていたためだと考えられている。
- 広まり方
- 1973年の『伝承文芸』にまとめられた国学院大学民俗文学研究会の報告と、1986年の『近畿民俗』所収、西浦左門「丹波美山暮らしの歳時記・補遺」の双方に類話が記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ