がっぱ
ガッパ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 五島市長手町に伝わる河童型の妖怪で、夜にのみ現れ、水神とも力比べの相手ともされる複数の目撃談が残る。
- 細部
五島市長手町を中心に伝わるガッパは、河童によく似た水辺の妖怪である。夜にしか姿を見せず、背丈は一尺ほどでざんばら髪、指の間に水かきがあるとされるが、雪の翌朝に残る足跡には水かきの跡がなかったという。集落が全焼した折には水たまりのそばに立っていたとも語られる。夏場にはカタンカタンと音だけが響いて姿は見えず、夜道で砂を浴びせられた者もいた。水神の化身ではないかとの見方もあり、あわび漁の折に岩の上で人の姿をしたものに出会い、誰にも話すなと口止めされた者が約束を破ってすぐに命を落とした話も伝わる。
一方で畑で相撲を挑まれて勝ち、リヤカーを引かせて帰った話や、美しく見えた道を進んだら足が血だらけになり化かされたと気づいた話もあり、ガッパは恐ろしいだけでなく人と力比べをする存在としても記憶されている。
- 広まり方
- 1975年の『伝承文化』所収「長崎県福江市上崎山町・下崎山町・長手町調査報告」に複数の話が記録されている。
- 地域
- 長崎県五島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ