がきぼとけ
餓鬼仏
国内
未確認生物
- どんな話か
- 湯灌の杓を底を抜かずに流すと、それを使って通る船へ水を入れ沈めようとするという。
- 細部
- 湯灌にあたっては畳を敷き替え、荒むしろを裏返しに敷き、木の杓で湯をかけながら遺体を清める。用いた杓は底を抜いてから海へ流す決まりであった。そのまま流してしまうと、餓鬼仏がその杓を手に取り、沖を通る船に水を汲み入れて沈めようとするからだという。葬送の道具が海の災いの道具に転じるという理屈で、始末の仕方まで含めて作法が定められている。
- 広まり方
- 1984年の『愛媛県史』第八章第三節「愛惜と忌避」(河野正文)に記録がある。
- 地域
- 愛媛県上島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ