しばたのふろをもちあげるがき
新発田の風呂を持ち上げる餓鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 分家の絶えた血筋を供養しなかったことを恨む声とともに、風呂ごと持ち上げられた主人が供養を約束して助かった話。
- 細部
- 新発田市のある家に伝わる話である。主人が風呂に入っていると、突然上から手が伸びてきて、風呂桶ごと体を持ち上げられてしまう。驚く主人の耳に、かつて絶えてしまった分家の血筋を、この家できちんと供養してこなかったことを恨む声が聞こえてきた。主人がその場で供養を行うことを約束すると、持ち上げられていた風呂は静かに下ろされたという。祀られずに残った祖先や親族への祟りを、餓鬼という形で語った話である。
- 広まり方
- 1937年の『高志路』掲載、小林イツ「親しく触れた怪談(四)」に記録されている。
- 地域
- 新潟県新発田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ