がき
餓鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 道端に米粒を一粒でも残しておくと、餓鬼が喜ぶとされた日常の中の小さな作法を伝える話。
- 細部
- 特別な行事の場面ではなく、普段の暮らしの中で伝えられてきた話である。道端やその辺りに米粒がたとえ一粒であっても落ちていれば、それを見つけた餓鬼が喜ぶのだという。飢えに苦しむとされる餓鬼という存在に、ごくわずかな食べ物でも施しになるという考え方が根底にあり、米を粗末にしないという生活上の戒めと、目に見えない存在への配慮とが結びついた俗信といえる。特定の儀式に限らず、日々の暮らしの端々で意識される類の言い伝えである。
- 広まり方
- 1936年の『旅と伝説』所収、辰井隆「兵庫県川辺郡・武庫郡・神戸市の食物」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県神戸市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ