ゆやがふちのがぐれのて
湯屋ヶ淵のガグレの手
国内
未確認生物
- どんな話か
- 文政年間、藩士がガグレを射止めて得た片手が家宝となり、戦場で示すと死者も蘇るという神通力を持つと伝わる。
- 細部
- 文政年間、鹿児島藩に仕えていた上村休助という武士が、湯屋ヶ淵という淵で河童の一種とされるガグレを仕留めた出来事に由来する。ところが彼はまもなく激しい熱を出してしまい、修験者を招いて祈祷を行う事態となった。このとき手に入ったガグレの片腕は、以来上村家に家宝として大切に保管されているという。ガグレの手には不思議な力が宿るとされ、合戦の最中にこれを示すと、息絶えた者さえも生き返って再び刀を取るのだと語り継がれている。
- 広まり方
- 『宮崎県史 資料編 民俗2』(1992年)所収、矢口裕康「民間説話の種々相」に記録がある。
- 地域
- 宮崎県三股町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ