ふったち
経立
国内
未確認生物
- どんな話か
- 猿や鶏など、寿命を超えて生き長らえた動物が化けたとされる怪異の総称。
- 細部
- 経立(ふったち)は、青森県・岩手県で、猿や鶏などが生物の常識を超えるほど長く生きて変化した怪異の総称で、青森では「ヘェサン」とも呼ぶ。柳田国男『遠野物語』には岩手県栗橋村(現・釜石市)などの犬(狼)や猿の例が記録され、猿は松脂と砂で固めた毛が鎧となって鉄砲を通さず、女をさらうとされた。「猿の経立が来る」は子どもを脅す言葉になった。岩手県安家村では、卵を食べられた恨みから雌鶏が子どもを殺し、娘に通う美男に化けた大タラの話も伝わる。
- 広まり方
- 柳田国男の著作を通じて全国に知られ、東北の妖怪として定着した。
- 地域
- 青森県・岩手県
- 年代
- 不明(1910年『遠野物語』に収録)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ