がぎゅうじょう
臥牛城
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 那須与一が数万の烏と老人の夢告に導かれ牛を埋めて築いた城で、敵が迫ると臥牛の姿になり亀の吐く霧で守られたという。
- 細部
- 那須与一は当初、平群の山、すなわち那珂川の東に位置するその山へ城を構えようとしていた。ところがそこへ数万羽ともいう烏の大群が恐ろしい叫び声をあげながら現れ、供えられていた幣束を別の山の頂へと運び移してしまう。その夜、白髪の老人が夢に現れて告げを与え、与一はその言葉に従って城山の上に城を築き始めた。築城にあたっては数十頭もの牛を礎の下に埋めたという。この城は敵が近づくと臥せった牛の姿へと変わり、唸り声をあげて大地を震わせたと伝えられる。さらに敵兵が城門近くまで迫ると、城内の大きな池に棲む亀が水を吐き出し、それが濃い霧となって敵を惑わせたのだという。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』所収、小寺融吉「城の怪異」に記録がある。
- 地域
- 栃木県那須烏山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ