ふるむじな
古貉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 人身御供の風習があった昔、長者の娘の身代わりとなった愛犬が古貉と山中で格闘し、娘を無事に守ったという伝説。
- 細部
- 昔、この土地には人身御供の風習があったと伝えられている。毎年霜月に入るころ、器量のよい娘のいる家に不穏な装束が立てられ、それが御供に選ばれた印となった。選ばれた娘は身を清めたのち白木の箱へ納められ、川を渡って対岸の岩の上に置き去りにされる決まりだったという。あるとき長者の娘がこの御供に選ばれたが、飼っていた愛犬がひそかに後を追い、山中で何かと激しく格闘を繰り広げた。明くる朝、愛犬とともに年老いた貉の亡骸が見つかり、娘は無事であったと語り継がれている。
- 広まり方
- 1934年の『田舎』に載る鷲見東一「犬の伝説」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県丹波篠山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ