ふるだぬき
古狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- むすめがぞら山の山小屋に夜更けごとに娘が現れて杣職人が居着かず、度胸のある男が斬りつけると正体は古狸だったという。
- 細部
- むすめがぞら山と呼ばれる山で木材が売れることになり、杣たちが山に入って伐採にあたっていた。ところがこの山では不思議な出来事が続くため、職人たちが長く居着かず、次々と入れ替わってしまう。話によると、夜更けになると山小屋に年頃の娘が現れるのだという。これを気味悪く思わない者はいなかったが、あるとき度胸のある男が意を決してこの娘の顔に斬りつけたところ、娘は正体を現した。それは古びた狸であったという。山名に「むすめ」の語を含むこの山で、実際に娘の姿をした化け物が現れたという符合も、話に一層の趣を添えている。
- 広まり方
- 1933年の『設楽』誌に掲載された片桐作左衛門「狸二題」に記録がある。
- 地域
- 愛知県東栄町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ