ふるだぬき
古ダヌキ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 海陽町の白髪の古ダヌキは子どもに化けて馬に乗り、許しを得て放されたが翌朝また叫んだという。
- 細部
- 海陽町にはかつて、性根の悪い白髪の古ダヌキがいたと伝えられている。ある朝、馬を追って歩いていたヒコシドンという人物が、かわいらしい子どもに化けたこの狸から「馬に乗せてくれ」と声をかけられた。落としてはいけないと思ったヒコシドンは、その子を鞍の上にしっかりと縛りつけてやったところ、古ダヌキは「降ろしてくれ」と泣き出し、「もう二度と悪さはしない」と誓ったため、縄をほどいて放してやったという。ところが翌朝、同じ場所を通りかかると、岩屋の中から狸が「夕べのことは、こわいこと」と叫ぶ声が聞こえてきたと伝えられている。
- 広まり方
- 『民俗採訪』1979年、国学院大学民俗学研究会「徳島県海部郡宍喰町」に記録されている。
- 地域
- 徳島県海陽町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ