ふーらいねこ
フーライ猫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 赤子に取り憑いて高熱を長引かせるといい、罠で捕らえて煮て食べることで病を治したという猫の怪異。
- 細部
- 猫は赤子に取り憑いて高熱を長引かせることがあるとされ、大正の頃まではフーライ猫と呼ばれるこの猫を退治する慣わしが残っていた。カラネコと呼ばれるワンナ、つまり罠を仕掛けて猫を捕らえるのだが、赤子に取り憑いている猫は鳴かないのが特徴で、普通に鳴く猫であれば妖怪ではないとして逃がしてやった。捕らえた猫は煙で燻して弱らせてから殺し、砂糖醤油で味付けして煮たものをみなで分けて食べると、赤子の病は治るとされた。実際に猫の胃の中を検めると、赤子から吸い取った乳が入っていたのだという。
- 広まり方
- 1993年刊『静岡県史 資料編24 民俗2』所収、竹折直吉「悪霊と妖怪」の記述による。
- 地域
- 静岡県御殿場市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ