くれしのふなだまがならすよちょうのすず
呉市の船霊が鳴らす予兆の鈴
国内
未確認生物
- どんな話か
- 船に祀る船霊は博打好きとされ銭と賽を御神体にし、蛇を忌み、事が起こる前に鈴の音で吉凶を知らせるという。
- 細部
- 船に祀られる船霊という神は博打を好むと言われ、御神体には四文銭を八枚、双六に使うサイコロを添えて納めるという。長い蛇を指す古い言葉であるくちなわを、この神は特に嫌うとされ、船中に持ち込むことを避けたと伝わる。また、何か事件や異変が起こる少し前になると、誰も鳴らしていないのにチリンチリンという鈴に似た音が響き、それが吉凶の前触れとして受け止められた。日々の航海の安全を、こうした音の気配で読み取ろうとする船乗りたちの信仰がうかがえる。
- 広まり方
- 1928年の『民族』所収、管多計「安芸倉橋島の話」に記録がある。
- 地域
- 広島県呉市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ