みうらのふなばしらにやどるふなだま
三浦の船柱に宿る船霊
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 新造船の柱に、紙の男女一対と髪や穀物、賽を定めの目に揃えて納める船の守り神の祀り方。
- 細部
- 初声の船大工の間では、船に神を籠める作法が細かく決まっていた。三寸ほどの紙の人形を男女ひと組つくり、墨で顔を描いて女には赤、男には黒の着物を着せ、腹合わせに重ねる。これに髪の毛と米、稗、大豆を添え、さらに賽子を決められた出目に揃えて置く。天は一、地は六とし、左右の舷でそれぞれ向きを定めるなど、目の合わせ方には唱えごとのような言い回しが伴った。これらを船の柱に切り込んだ穴へ納めることで、船霊様が船に宿ると考えられた。海に出る者の安全を、形のある品と数の約束事で保証しようとした信仰である。
- 広まり方
- 1939年の『民間伝承』所収、伊藤最子「船霊様のこと」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県三浦市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ