はやまのふなだまさまのおさめもの
葉山の船霊様の納め物
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 船に納める女神で、賽子や女房の髪など十二品を入れて祀り、不漁時には入れ替えた。
- 細部
- 船へ神を納めることをオタマシを入れると言った。納めるものは賽子、麻、紙、船主の妻の髪、紅、白粉、扇子、酒、米、草履、文銭十二文、鏡といった品々で、船おろしの折に筒の形へ収めて埋め木をする。荷舟の場合は船大工の指示に従い、品数を揃えないこともあった。鰹船では釣果が振るわないと縁起直しと称して酒をふるまい、納めた品を丸ごと取り替える。荷舟は売り買いのときに新しい持ち主が入れ替えることがあり、古い神体は海へ返す決まりだった。船霊は女の神で乙姫だとも言われ、寅や酉、卯の日に納めると良いとされた。
- 広まり方
- 1939年の『民間伝承』所収、伊藤最子「船霊様のこと」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県葉山町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ