ふなだまさん
フナダマさん
国内
未確認生物
- どんな話か
- フナダマさんは夜に風鈴に似た音を鳴らし、聞こえると不吉が起きる兆しとされ、船頭が五十を過ぎると聞こえなくなるという。
- 細部
- 香川県高松市庵治町の漁師たちが語り伝えてきた、フナダマさんという船の神にまつわる話である。フナダマさんは風鈴を鳴らしたときのような澄んだ音を立てると言われ、その音はたいてい夜になってから聞こえてくる。チリンチリンと響くのは、頭にいただく冠についた飾り金具が触れ合う音なのだという。この音が耳に届いたときは、何か不吉な出来事の前触れとされていた。また、人には五十歳という寿命があり、その歳を超えて生きた者はもはや人としては扱われず、船頭としての資格も失われる。そうなるとフナダマさんの立てる音も、二度と聞こえることはなくなるのだという。
- 広まり方
- 1985年の『香川県史 民俗』所収、高橋克夫の記述(第三章第二節、フナダマさん)に記録がある。
- 地域
- 香川県高松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ