ふなだまさん
フナダマサン
国内
未確認生物
- どんな話か
- 坂出では船が難破した瞬間、家に残った妻が雨戸の外でフナダマサンが激しく鳴くのを聞いたという実話めいた話が伝わる。
- 細部
- 坂出市では、フナダマサンは寂しい場所にいると必ず音を立てて知らせてくれる存在とされている。その鳴き声の多くは夜にチッチッチとこおろぎに似た音で、災難が迫っているときには普段より速いテンポで鳴るのだという。明治の末か大正の初め頃、ある人の叔父にあたる兼松を乗せた船が難破する事故があった。ちょうどそのとき、家で休んでいた兼松の妻は、船が転覆したのとほぼ同じ時刻に、表の雨戸の外でフナダマサンがしきりに鳴くのを耳にしたという。遠く離れた海上の異変を、フナダマサンが陸にいる家族へ知らせてくれた出来事として伝えられている。
- 広まり方
- 1985年の『香川県史 民俗』第三章第二節の高橋克夫の記述「フナダマさん」に収められている。
- 地域
- 香川県坂出市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ