ふなだまさま
船魂様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 女神とされる船魂様は女性が単独で乗船するのを嫌うため、デコという人形を携えて乗るのがよいとされている。
- 細部
- 船に宿るとされる船魂様は女性の神であり、女がただひとりだけで船に乗り込むことを嫌うと言い伝えられている。そのため単独で乗船するときには、デコと呼ばれる人形を身代わりのように携えるとよいとされた。帆柱の下には御神体として、二つのサイコロと一文銭十二枚、女性をかたどったデコが一体納められる。御神体のサイコロは、大工の棟梁が柳を用いて新たに削り出したもので、二の目と二の目とが向かい合う形になるよう据え置く決まりがあるという。船という男たちだけの場に女神を祀り、人形をもって女性の同乗に見立てる発想がうかがえる。
- 広まり方
- 1937年の『民間伝承』所収、松永美吉「船霊様」に記録がある。
- 地域
- 広島県大崎上島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ